「憲法のレシピ」のあらすじ

大阪憲法ミュージカル2020

 2018年に上演しました「憲法のレシピ」が大変好評をいただいたことから、大阪憲法ミュージカル2020はバージョンアップした「憲法のレシピ」をお届けすることになりました。

「憲法のレシピ」 

終戦直後の大阪。
焼け野原となった街で、大人も子供も逞しく生きている。
闇市の雑炊屋、美古都は姑の佐和子とともに出征した夫の帰りを待ち続けていた。
その頃、東京のGHQ本部ではマッカーサー元帥が民政局に「新しい日本の憲法の草案」をまとめるように指示を出す。その大きな柱は「戦争放棄」。それは首相である幣原喜重郎がマッカーサーに進言したものだった。
美古都は闇市に現れた傷痍軍人の中に夫の姿をみつけるが、人違いであるといわれる。
そればかりではなく夫が戦死したことを知らされる。
虐げられ体を売るしか生きていく術のない女性たち。
飢えて街をさまよう戦災孤児。
生き残った人々の心に戦争の傷跡が深く残っている。
新しい憲法は、人々の願いを叶えることができるのだろうか。